依存症は決して避けられない問題

オンラインカジノは基本的に海外のサービスになりますが、今やインターネット時代です。
「海外のサービスだから日本人には関係ない」ではありません。
むしろボーダレスの時代だからこそ、どの国のサービスなのかではなく、楽しいかどうかが問われています。

そもそも、「海外だから」となるとFacebookやInstagram、LINEといったSNSは全て海外の物ですし、AmazonやGoogleといった、我々の日常生活の中で欠かせないサービスへと変貌を遂げつつあるこれらの企業もまた、海外の物です。

オンラインカジノもまた、海外のものではあっても国内に多くのユーザーを抱えているのは、楽しいコンテンツだからこそです。
ですが、そんな「海外の楽しいコンテンツ」であるオンラインカジノは、今後向き合わなければならない大きな問題があります。

ギャンブル依存症とどのように向き合うのか

ギャンブル依存症とどのように向き合うのか
オンラインカジノは当然ギャンブルですが、ギャンブルといえばどの国に於いても社会問題として扱われているのがギャンブル依存症です。

ギャンブル依存症の問題点として、当人よりも周囲の人間が迷惑をこうむる点にあります。
ギャンブル依存症の本人は自分の気持ちの赴くままにギャンブルを楽しんでいれば良いでしょう。
しかし、借金を繰り返したり、あるいは仕事をすることなくギャンブルにのめり込むようになった場合、家族としては迷惑なのではないでしょうか。

現実的に、ギャンブル依存症は本人よりもむしろ家族の問題だと言われています。
借金を作ったものの、自分自身が支払えなくなれば保証人、あるいは家族に返還の催促が行われることを考えたら、「家族の問題」だともよく分かるのではないでしょうか。

そして、これまでオンラインカジノのギャンブル依存症の問題は、いわば「海外のサービスだから」ということでクローズアップされる機会も少なかったものの、オンラインカジノの人気の高まりを受け、次第にクローズアップされるようになりました。

オンラインカジノとギャンブル依存症

オンラインカジノとギャンブル依存症
オンラインカジノもまた、ギャンブルである以上、ギャンブル依存症の問題は「他人事」ではありません。
むしろオンラインカジノは高いペイアウトを誇るとあって、「大きな夢を」との気持ちの強まりから、ついつい依存症の兆候が見られるプレイヤーが多いのも事実です。

特にオンラインカジノの場合、勝利した際に得られる額が他のギャンブルよりも魅力的であるがために、負けを続けていても「勝利さえすれば一気に取り戻せる」との気持ちが高まってしまい、結果、依存症を加速させてしまうケースもあります。
旧来ギャンブル依存症はあくまでもプレイヤーの問題とされてきたのですが、近年はギャンブルを提供する側の対応も求められるようになりました。

オンラインカジノ業者側の対応

オンラインカジノ業者側の対応
オンラインカジノ業者側としても、決して何もしていないわけではありません。
むしろオンラインカジノの中には、プレイ時間、入出金制限など、システム面でプレイヤーを管理できるものもあります。
依存症にならないために、節度あるプレイをとの観点から様々な制限を設けていますので、プレイヤーとしても自分で限界を決め、それ以上はプレイしないようにとすることも可能です。

依存症が気になる、あるいはいくら魅力的なオンラインカジノではあっても、節度を持って楽しみたいと考えているプレイヤーは、そのようなオンラインカジノを楽しんでみるのもよいのではないでしょうか。

今後の法律にも注目

日本国内でもギャンブル依存症の問題はクローズアップされるようになりました。
その理由として、IR法案にあります。IR法案は一部では「カジノ法案」とも呼ばれているように、事実上の国内のカジノ解禁を意味しています。
カジノを解禁するのであれば、当然ギャンブル依存症の問題にも向き合わなければならないとの観点から、ギャンブル依存症対策が急ピッチで進められています。

今後はいわばギャンブル依存症に対して「本腰」で向き合うようになることが予想されています。
決してIRだけではなく、様々なギャンブルに関してフォローするようにとの動きもありますので、オンラインカジノによってギャンブル依存症になってしまったプレイヤーであっても、徐々にではありますが、依存症対策の環境が整えられつつあると考えて良いでしょう。

まとめ

オンラインカジノは魅力的なギャンブルです。
高いペイアウトは、ギャンブラーたちの間でも話題になっていますが、一方で、その高い魅力からギャンブル依存症を加速させてしまう人がいるのも事実です。
もちろん自制が大切ではありますが、それらが難しいだけの高配当でもありますので、オンラインカジノを楽しむ際にはより一層、自分のペースを順守することが大切です。
ギャンブル依存症は、程度の差など関係なく、ギャンブルを楽しんでいるプレイヤー全員にとって無縁ではない問題なのです。